REPORT

吉川Family Presents「僕らの街から」vol.5
2013.10.3(日)
札幌 大通公演ホール
【Guest Act】Sound Schedule / シクラメン
【支援先】みちのくKids・福島の子どもたちを守る会・FUKUSHIMA 花火募金 たまや
【支援金額】¥304,640
【集客数】289名
  Vol.4の開催から約1ヶ月半後。
吉川・TRIPLANE Vo.江畑・C.I.Project Vo.河野 の3人が集まり、前回の反省と今後に向けての話し合いが行なわれました。この頃からこの3人の集いが “首脳会議” と呼ばれるようになっていました。
この会で中心になった議題は「今以上にメッセージを発信する方法はないか?」というものでした。
僕らがこのイベントを通じて知ることができた現状を、ライブに来てくださるみなさんや公式 facebookに「いいね!」 を押してくださる方々以外にも知ってもらえる方法はないのか。
なかなか難しい問題にこの日明確な答えを出すことができず、話し合いの場はSNS「LINE」の「僕らの街から グループ」に移りました。
「次に世に出る若者達へ発信したい」と明確な目標ができたのはその数週間後のことでした。

  新たなサブテーマを実現させるために様々な意見が出る中、このイベントを専門学校の生徒のみなさんと共同で開催するのはどうか?という案が上がりました。
“発信” → “受信” というカタチではなく、共に “発信” することによって、そのメッセージは最大級に伝わるのでは?というのがその狙いでした。
数日後、タイミングよく「札幌ビジュアルアーツに、とてつもなく立派なホールがあるらしい」という情報が入ってきました。
それが本当なら素晴らしいけど… 。噂でも聞いたことのないそのホールについて、同校に問い合わせてみると「ありますよ!」と爽やかな返答。正直その時はまだ時半信半疑でした。
初めての話し合いの場。事情を説明し「率直に出来ることと出来ないことを教えて頂きたい。」と申し出ると「出来ないことはほぼほぼございません。」とその場で大枠を了承して頂きました。
そして「見ますか?」と案内された場所。それが「大通公園ホール」でした。
2010年に完成した新校舎の7・8・9Fを利用し作られたこのホールは、400人以上の収容が可能な本当に立派な施設。普段は基本授業のみでしか使用されていないそうで、それを聞いた吉川と河野は思わず「もったいない…」と口をそろえてしまう程でした。

  素晴らしい会場と環境での開催が決まった「僕らの街から Vol.5」。次の課題はゲストアクトのブッキングでした。
日本のヒットチャートを駆け抜ける「シクラメン」の出演が決定する中、もう1組がなかなか決まらない状況が続いていました。
  そんなある日、河野のもとに1本の電話が。Sound Schedule のDr.川原さんからでした。
普段から交友のある2人。他愛のない会話から終話に差しかかった時、川原さんから「『僕らの街から』はどうなった?」と質問がありました。
2011年6月「僕らの街から」を始めると報告をした河野へ、神戸出身で阪神大震災を身を以て経験した彼は「チャリティーは被災地や被災者のことをしっかり考えてアプローチせなあかんで。」とアドバイスをしてくれており、その後もこのイベントのことをいつも気にかけてくれていたそうです。
河野が川原さんへ今の現状を伝えると、ちょうどその時期 Sound Schedule も全国ツアーを行なっており、さらに札幌公演が未定とのこと。
「もしかしたら…」と思った河野がそのことを吉川へ報告。「僕らの街から Vol.5」に Sound Schedule の参加が決定したはその数日後のことでした。

  嬉しいことはことはまだ続きます。
24時間テレビ北海道テーマソングに「僕らの街からテーマソング『輪になって』」が選ばれたのです。
TRIPLANE with 河野玄太 が生放送で2度「輪になって」を生演奏しました。
その効果は絶大で 公式 facebook の「いいね!」の数が軒並み上昇したことを覚えています。

  そんな中迎えた当日。
ホテルのロビーを連想させる立派な1Fエントランス部分には入場受付が用意され、壁にはたくさんのイベントポスターが張られていました。
ホール内の会場設営もビジュアルアーツの生徒のみなさんが前日から行なってくださったおかげで、既に完璧に近い状態でした。
  リハーサルを行なうミュージシャンの楽曲に色彩を加える照明も学生のみなさんが担当してくださっています。
曲のテンポやアレンジとしっかり合うスイッチングから今日までの練習量を伺え知ることができ、胸が熱くなりました。

  そして本番。
今回も吉川・江畑・河野 の挨拶から。
今回から支援金を「みちのくkids」だけではなく、福島から避難してきた子ども達を受け入れる保養所の設立を目指す「福島の子どもたちを守る会」。そしてVol.3に出演してくださった太陽族が “福島で花火を上げよう!” と立ち上げた「FUKUSHIMA 花火募金 たまや」にお渡しすることにしたため、その詳しい経緯などを説明しました。

  スタートしたライブは、今回もC.I.Project から。その後 シクラメン、Sound Schedule と続き、最後は TRIPLANE 。
会場は盛大に盛り上がりました。

  一方でステージの転換中は、吉川・江畑・河野 が支援先3団体それぞれへインタビューしたVTRを大型スクリーンに映し出しました。
各々が直面する現状を話す映像を、真剣に見てくださるお客様の光景が印象的でした。

  最後は恒例になった「輪になって」の大合唱。
出演者はもちろん会場全体が1つになり「僕らの街から Vol.5」は終了しました。

  いつもの仲間と連携を組み、計画した新たな試みが上手く行く。これほど嬉しく楽しいことはありません。
さらにそこに新たな仲間が加わると、これはただただ勇気になると感じました。
この会場の想いを、北海道に避難をされた方々全員に届けたい。心からそう思った Vol.5 でした。